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支部活動の改善についてのアイデア

このところ私たち象さんグループが支部組織の解体を画策しているという変な噂が流れているようですが、これについて説明させていただきます。

私JA1ELYとJH1XUP前田氏は理事選挙の選挙公報で、支部や本部の組織について見直しを掲げて当選させて頂きました。さらに総会委任状の呼びかけを行っています。ところが一部の方は、「投票した会員や委任状を送った会員は支部廃止は希望していないはずだ」と怒りまくっています。「組織の見直し=廃止」と考えたのでしょうが、そうではありません。以下に説明させていただきます。

さて、アマチュア無線愛好者がJARLに入会する動機は何でしょうか? 十人十色で色々あるでしょうが、私は、多くのハム仲間と意見交換した結果、それは二つに集約されると考えます。第一はQSLビューロを利用できるからです。QSLカードの交換を熱心に行っている人はそう答えます。でもQSLカード交換をそれほど重視しない方にとってのメリットは何でしょうか? それはアマチュア無線界の発展のために個人に代わって国や社会と折衝してくれる大きな団体だからというものでしょう。この2つの大きな魅力があるから会費を払い続けるのではないでしょうか。

次に地方支部と連名本部との関係を考えてみましょう。上記の2つの魅力をサポートしているのは連盟本部です。これに対し、地方の支部には、支部でなければできない重要な役割があるのではないでしょうか。私は、これからの支部活動は会員同士の親睦をはかるイベント主義から、アマチュア無線を知らない若年層や社会一般に対してアマチュア無線への理解を深めて頂けるような活動をメインするようにシフトさせるべきではないかと考えています。もはや仲間同士の支部大会を、貴重な会費を使って、お楽しみ抽選会を目玉に呼び寄せてやれる余裕は残念ながらなくなっています。もちろん今までのような会員相互の親睦や情報交換なども大切です。しかし仲間同士の親睦や情報交換は支部大会などのイベントではなく、いつでも自由に、思いついたとき、みんなが集まって行うことができます。会員が減少し続けていることを考えますと、これからはアマチュア無線の啓蒙やPRこそが各支部で取り組む重要な課題ではないかと考えます。

地方本部は啓蒙活動が行える支部組織をサポートする必要があります。昨年の地方本部費ですが、次のようになっています。

関 東 4,212 (単位千円)
東 海 1,828
関 西 2,614
中 国 1,291
四 国 1,762
九 州 2,839
東 北 2,133
北海道 2,520
北 陸 1,311
信 越 1,318
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合 計 21,828

by new_jarl | 2010-07-20 23:00  

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