被選挙権の剥奪とは!

JA1ELY 草野利一 (電子版59 2012/12月号掲載・承認)

 皆様ご存じの通りJARL理事候補者選挙では、皆様の期待を受け、私達改革派同士は7人が当選しました。しかしながら、あろうことか理由も告げられず社員総会で選任を受けられませんでした。
JARLは公益法人から一般社団法人に移行すると決断し、会員の選挙で執行部の理事を選ぶと決めました。しかし一般社団法人に移行するには、社員総会で理事の選任という仕組みを盛り込まなくては内閣府の認定を得られません。反社会的組織との関係や犯罪を犯した等のことがない限り、選挙の当選者を選任するのは、選挙をやるとした以上遵守すべきことです。これが守れないなら選挙の意味はありません。
 改革派理事候補を4人も選任しないという社員総会の暴挙(選任の意味を議決で否認できると誤解した社員は、2重選挙の愚を避ける知見を殺している。社員の責務として選挙制度の有用性をマスターする必要がある。また議事進行の拙劣さは目に余る)に対し、JA1AA庄野OMを始め多くのOM方が発起人となり、空席となった理事につき再選挙を行うよう署名活動が行われ1400人もの賛同を得て稲毛会長に要望書が提出されました。
 9月29日開催の第8回理事会で空席4理事の再選挙の可否について討議の末、7対4で選挙をすると議決されました。この時には副会長2名も選挙に賛成でした。
 ところが、Webに公開された議事録速報は、選挙を行う方向で検討することを議決したと改竄されていました。審議実態の議決はそんな回りくどいものではなく、ずばり選挙するでした。議事報告で議決内容を改竄する行為は会員を愚弄するものであり、監査役は全く機能していない。一体何をしていたのでしょうか。
 そして11月24日、25日開催の第9回理事会に提案された再選挙実施要項案には、何と選挙はするが社員総会で選任が否認された4人の被選挙権を剥奪し、再選挙には出られないようにするとの規則改正条文が載っているではないですか!
 リコールされた市町村の首長は再選挙に出られます。改革を強く主張して選挙に出て、JARL会員の相対的多数の支持を得たにも拘わらず、社員総会で明快な理由や議論もないままに選任を否認された4人を再選挙に出られないようにするとは、JARL会員の意向を無視しているとしか言いようがありません。
JARLは任意の仲良しクラブではなく一般社団法人法による法人です。被選挙権剥奪は、日本国憲法に定められた「法の下に平等」、「国民の権利及び義務」に違反するのではないでしょうか。
 改革派を排除しようという野蛮な執行部のやり方は、彼らがいかに改革派を恐れ、嫌うかを証明しています。執行部は4人を追い出し、これで自由にやれると安堵するでしょうが、速やかに是正しない限り、大多数の会員の支持を失い早晩潰れるに違いありません。もう会員であることが耐えられない、退会を決意したという人達が多数います。JARL NEWSの会員増強運動という記事が白々しくうつります。
 被選挙権を剥奪する理由として、第8回理事会において、選挙を行えば4人がまた当選するだろう、そうしたら社員達はまた選任を否認するだろう、だからその連鎖を切るべきと主張する執行部理事がいました。その主張が第2号議案にそのまま取り入れられたのです。
 正副会長、専務理事、事務局長の執行部は雁首並べてよくもこんな破廉恥な議案を考えたものです。理事会の議論は白熱し、結局、選挙はやらない。したがって第2号議案は廃案となりました。ところがWebにはこの提案議案は載っていません。またも議事録速報の改竄です。(http://www.jarl.or.jp/ 「第9回理事会報告」(PDF)を参照)
 第8回理事会では選挙を行うと議決しながら、やらない理由は、規則改正が必要だ、金が掛かる、時間がかかると理由を並べています。それらは第8回の時に検討すべきことであり、選挙をやると決めて2カ月も経って持ち出すことではないです。挙げ句の果てに、こともあろうに選挙は4人の被選挙権剥奪と抱き合わせでやるとの悪辣さです。
 空席になっている3つの地方本部長は、支部長と会長が協議して理事権限を有しない本部長を会長が任命するという規則を作り上げ、即日有効となりました。会長判断で、選任されなかった理事候補者を本部長に任命することも可能だと審議中に説明されたところがミソのようですが、これでは生きるも殺すも支部長と会長の考え次第ということでしょう。まったく非民主的なしくみです。
 署名活動の要望には、選任に当たっては選挙結果を最大限尊重することという但し書きを規則に追加するように求めたのですが、一顧だにされず、それとは真逆の選任で否認された場合という追加規則を盛り込まれてしまいました。これでは、選挙結果(民意)を否定することは悪いことではないと決めたも同然です。これでは前会長と同様なワンマン体制を踏襲することになります。
 以上は空席理事の補充ということではなく、あくまでも本部長の補充であって、全国選出区域で当選した筆者は対象外となるようです。JARLを改革しなければという意気込みで、同志を募り選挙戦を戦いましたが、組織運営の理念を忘れ根本問題を避けた真のJARL改革を望まない勢力の悪巧みにより、追い出されてしまいました。残念ですがJARL役員のより深い傷を重ねる対処法で、無策より酷い愚策を重ねる狼狽の姿は運営能力技量の無さのを証明しています。
 このまま座して待つのはJARLの自然内部崩壊を待つと同義でしょう。

by new_jarl | 2012-12-08 12:25  

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