平成26年度決算報告書についての専務理事の説明

 社員総会の平成26年度の決算報告についての審議において、業務執行理事である玉眞専務理事(JA1SLS)は、『今期の経常損益は1,420万円の赤字だが、前期よりも5,170万円の改善が図れた』と説明した。
 会費収入を見てみると、今期3億3,238万円、前期3億,098万円で、今期は差し引き3,140万円も増加している。このことから、専務は『経常収益は前期よりも2,540万円増加した。特に会費収入はここ10年減少が続いていたが今期はライフメンバー会費の収入があり受け取り会費は3,140万円のプラスとなった』と説明した。
 ぼやーと聞いていると何となく好転したかのように聞こえるが、巧妙な詭弁である。
・まず赤字分を補填している積立金からの取り崩しはいくらか見てみると会館建設積立金から2,916万円を取り崩している。さらに衛星積立金から193万円を取り崩している。つまり3,100万円を取り崩しているわけである。
・専務は、『ライフメンバーの中で年額7,200円の会費を支払ったのは2,651名。年額3,600円のQSL転送手数料を支払ったのは3,382名。ライフメンバーの約26%が支払いに応じてくれた』と説明している。ライフメンバーが払い込んだ会費を計算してみよう。
 7200円×2651名=1,908万円、3600円×3382名=1,217万円、すなわちライフメンバーが払い込んだ会費は1,908万円+1,217万円=3,125万円である。
 専務は会費収入は3,140万円増加したと言うが、増加とは言っても23,000人強の元終身会員の74%が追加の会費払い込みに納得せず拒否していることになる。それに払い込んだ26%のメンバーにしても渋々払い込んでいるところであろう。JARLは終身会員との約束を一方的に破棄したという事実を決っして忘れてはならない。
・会費収入は3,140万円増加と説明するが、この増加にはライフメンバーからの払い込み分3,125万円が含まれており、それを差し引くとライフメンバー外の会員による会費増はたったの15万円に過ぎないことになる。なぜこんなことになるのだろうか?
当期の入会者は2,669名なのでで新入会員による会費は1,921万円である。それがたったの15万円増ということは、退会者によって1,906万円もマイナスになったのである。
/・ちなみに前期の入会者は3,900名で、今期は1,230名減の2,669名である。前期の入会者が3,900名であったのは団塊世代が定年退職を迎え好きなハムを再開するという一時的な要因であり、来期の入会者は今期よりさらに減少するであろう。
・今期の会員(正員)数は66,418名で前期より847名の減少である。今期の入会者は2,669名なので、退会者は847+2,669=3,516名になる。
 山之内会長は会員増強を新年度の事業計画の最重要テーマとするが、退会者を少なくすることの方が遙かに重要であることは各種データから明白である。



by new_jarl | 2015-06-21 10:27  

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