第522回JARL理事会報告


第522回JARL理事会報告

 第522回理事会が2月26日、27日に開催されました。主たる議題は平成23年度の予算案審議です。JARLホームページに議事録が公開された後に私の報告を掲載する予定でしたが、3月11日にM9.0の巨大地震が発生、東北関東大震災、原発事故と続きました。福島県相馬地方は我々夫婦の郷里であり、肉親、親類が大津波で被害を受け、そのうえ原発事故では自主避難するなどの悲惨な目にあいました。私は地震直後からインターネットを通じて東北、関東のDX仲間達の安否情報の収集、伝達活動を行っています。そのため理事会報告をまとめる余裕がありませんでした。遅くなりましたが、お知らせ致します。

■第1号議題 平成23年度事業計画案について
 いつも通りで特に目新しい事業はありませんが、私は40mバンドのデジタル周波数帯を拡大することを盛り込むよう強く求め、承認されました。40mバンドが7200kHzまで拡大されたのですから、デジタルモードも拡大すべきです。ぜひ当局と交渉して実現して欲しいです。

■第2号議題 平成23年度収支予算案について
 支出削減の努力は見られますが、肝心な収支のバランスをどうやって改善するのかという中期収支改善計画がありません。特に疑義があると思ったのが赤字の穴埋めとして会館建設積み金からの取り崩しが6500万円と巨額であることです。
 目的外の用途に使われるのではないかと思い、取り崩しの充当科目を質問したところ、事務所ビルの賃料や水道光熱費、修繕費などで3000万程度、それ以外は新法人移行に備えてなどと口を濁すばかりでした。
まあ有り体に言えば、どんぶり勘定でしょう。
 私は以上の2点をもって予算案には賛成できず、反対しました。しかしながら採決の結果賛成多数をもって平成23年度予算案は原案通り承認されました。
 総会までに中期収支改善策が作成されない場合、総会でもJA1ELY個人として反対します。

第3号議題 一般社団法人への認可申請書の提出について
 原案通り承認されました。7月に臨時社員選挙が行われ、11月1日に新法人の設立登記を予定しています。

第4号議題 評議員の欠員補充について
 JR1TRE岩間尚義評議員の死去にともない定款第28条第4項に基づき次点者(JA1EPO立川喜一氏)を補充することになりました。

第5号議題 特別局および特別記念局の開設について
 原案通り特別局は17件、特別記念局は10件を原案通り承認されました。

第6号議題 事務局組織の一部改正及び職員人事について
 事務局職員数の3名減員にともなう組織の合理化と業務の円滑化のため事務局組織の変更と職員の人事異動が原案通り承認されました。事務職員数は18名となります(他にパート等の不定期雇用者が若干名)。

■第7号議題 理事の定年と理事の任期にかかる規則の文書化について
 臨時総会で承認された定款、規則等の改正案の規則第22条第2項ウは「別に定める役員の就任年齢及び重任の制限に抵触しない者であること」とされています。75才定年、4期8年の決議を本年11月開催予定の理事会において平成24年通常選挙の役員定数の決定に併せて規定化することとし承認されました。
 文書化することを何故11月の理事会まで先送りするのか理解できません。本来これは臨時総会で会員に文書で示す必要があったものです。何か魂胆があるのではないかという疑いを招きかねません。  

協議事項

■包括免許問題
 私は、全アマチュア局の強い要望である包括免許実現を目指してJARL内に研究部会を持とうと協議事項で提案をしたところ、事務局長から、「草野理事、日本では包括免許は絶対できないですよ」と長年の総通局勤務の職歴に基づくダメ論をまくし立てられ、強く反論されたのには唖然。何たる事務局長でしょか、こんな考えを持つ事務局長が当局との交渉の先頭に立つのですから前進は望むべきもないでしょう。驚きと失望です。結局、引き続き検討するというおざなりの申し合わせになってしまいました。

■事務局長の処分
 JARL神奈川県支部大会で法人移行問題の講演をした事務局長が「JARLのやることに全部反対なら止めたらいいでしょう」と発言した問題と、この件についての自らの釈明メールに関し、事務職員としては重大な過ちであり、JARLの規則によって処分すべきと提案しましたが、臨時総会において専務理事が口頭で注意しているとして処分は不要とされました。

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■原会長が辞意表明
 1日目の会議が終了した後、原会長が突然辞意を表明しました。理由は高齢でもあり体がきつくなったので、理事は辞めないが会長職は辞したい。これは去年から考えていたことだというものことでした。会長よりの突然の辞意表明を受け、話し合いが行われた結果、会長の意志を尊重し、一般社団法人の設立登記が完了するまでは会長の職責に留まるが、日常の実務は副会長が会長を補佐して執り行うということにしようとまとまりました。
 正式には、会長推薦によるJA1HQG有坂理事も辞表を出しており、有坂理事の辞表の件も含め4月23日の理事会で取り上げられることになります。

by new_jarl | 2011-03-29 07:39  

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