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平成24年度予算案決定

 JARLの予算案編成については、以前(15年位前)は収入見込みを多く(水増し)して総会に提出し承認を受け、決算前に補正予算を組んで赤字分を積み金から取り崩してつじつまを合わせるというからくりを続けていました。私がこのカラクリを総会質問で追求した結果、補正予算の編成を止めて、最初から取り崩し金を収入に組み込んで予算案を作成するようになりました。これ以降JARLの赤字予算が明るみに出たのです。

 JARLの予算案編成は会長、専務理事、事務局の執行部が行い、2月開催の理事会に提出され、審議を経て5月の総会に提出されていました。しかし理事会での審議は名ばかりで、修正されることは殆どありませんでした。
 そこで新法人では予算案を11月開催の理事会に原案を提出してもらい、それを理事会で審議をして、その審議結果を反映した会長案を2月の理事会に提出、審議をする形に変更しました。

 昨年11月の原案の審議では、会員が減り続け収入減少が確実の中、1億円もの巨額赤字額を引き下げなければならないという前提で検討が行われました。
 当然ながらあらゆる事業で予算を見直さないと巨額赤字を無くすわけにはいきません。会員/会費管理業務の外部委託費の引き下げ、QSL転送業務の外部委託費の引き下げの交渉をおこなっているとの報告がありました。
 私は会員事業費を引き下げるのであるから1億2300万円もの給与費も引き下げるべきだと主張しました。つまり身を切る努力もせずに会員事業費を減らすなどという虫の良い話は聞いてもいられません。
 しかし2月の弟3回理事会で提示された予算案ですが、なんと11月の原案と変わりありませんでした。給与費は前年比わずか13万円減ですから据え置きです。この結果、全支出に占める給与費の割合は22%から逆に25%に増えてしまいました。 提案された予算案を中身にふれず外形的に言えば次の通りになります。
1)赤字は5500万円。この赤字分は積み金から取り崩しています。
  取り崩しは前年に比べれ半分に減らしました。
2)支出総額は前年に比べて7000万円減らしました。

 こう言われますと大いに努力したと思うかもしれませんが、実は7000万円には臨時総会費と
臨時社員選挙費の約2000万円含まれていますから実際は5000万円ということになります。

 こんな予算案にはとても賛成できません。採決では私とJH1XUP前田氏の2人が反対し、他の理事は全員賛成でした。

by new_jarl | 2012-03-04 22:59  

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