昨年、理事選任否決で空席となった東海地方本部長に、山之内会長は選挙で落選したJA2HDE木村氏を委嘱した。これについてJA2JW星山氏を代表として山之内会長に要求書( http://www.newjarl.com/wp-content/uploads/2015/04/Tokai-KaininYoukyu.pdf )が提出されたが回答はなかった。
JA7AIW山之内会長回答
JA2HDE 木村さんを本部長にした件はですね、支部長さん達の意見を聞いて私が判断しました。支部長さん達をまとめ、そして色々行動していかないとダメじゃないですか。それに対して意見は色々ございましたが、私としては心は変わりませんので、まあ返事は同じかなということで処置しませんでした。
これでいいのか?-1
東海地方の85名にもおよぶ会員からの真摯な質問状に対し全く返事もしないというのは、会長としてあまりにも不遜、不誠実ではないか。会長としての責任感がなさ過ぎる。
JH1AGU青木社員質問(要旨)
昨年6月15日の理事会で、7月17日のARRL創立100周年記念行事に会長、又は代理1名を派遣すると決議されたが、実際には3名派遣された。増やした結果増大した派遣予算はいくらになったか? 理事会決議に反する派遣であるから増加した費用は会長が支払うべきではないか。
JA1SLS玉眞専務回答(要旨)
理事会で1名派遣と決まった後にARRLから会場にJARLのブースを作るからと出展依頼があった。会長一人ではブースの面倒が見きれないので、私と国際課長が加わった。その経費はデイトン参加を取り止め、ARRL 100周年用に充てた。
これでいいのか?-2
ARRLから記念会場にJARLブースの出展要請があったので、5月13日のデイトンハムベンションでのJARLブースを中止して創立100周年の方に出展することを決めたとのこと。だが6月15日に会長1名派遣と決議した時、既に1ヶ月も前にデイトンハムベンションは終わっている。まったくの嘘っぱち説明ではないか。
これは推測だがARRLから100周年の招待状が届いた際にブースの要請もあったと思われる。しかし会長と職員2名、計3名もの派遣はまずいと考えたのだろう。取りあえず1名と決めておき、後から会長決裁で2名の追加派遣としたのではないだろうか。
もし、華やかな100周年祝賀会を見て、山之内会長が自分の在任中にインチキ90周年をやることを思いついたとしたら、会員に対する重大な背信行為であろう。きちんと説明する責任がある。
JE8KQR大國社員質問(要旨)
JARLの赤字はどうなるのか? 何年でどうなるのか? 前会長は確か一昨年、26年度には黒字にさせるから何とか承認してくれと言った。山之内会長の任期あと1年だ。どういう見通しか?
JA7AIW 山之内会長回答(要旨)
赤字解消を考えた場合会員増強しかない。平成4年に赤字が始まったから23年間続いている。会員が減少する限りは赤字は続く。売り上げが伸びない会社はダメだ。社員の皆さんも会員増強に協力して頂きたい。私なりに頑張る。
JE8KQR大國社員質問(要旨)
会長の思いはわかった。では専務理事と事務局長はどのように考えるのか。特に日野岳事務局長は専務理事をやっていた。事務局長に変わったのは黒字達成ができなかったからと私は認識しているが、後を継いだ玉眞専務理事はどのように考えるか。
JA1SLS 玉真専務理事回答(要旨)
日野岳さんが事務局長になって、私が専務理事になったのは赤字の問題ではない。今後は積極的に会員増強をやるからと山之内会長から私に指示されたものだ。会長が言ったように会員を増やす、これが大前提だ。現実にアマチュアの免許・開局数も非常に減ってる。増やさなくていけないと思っている、
これでいいのか?-3
JA1SLS玉眞専務理事の就任は平成26年6月の第3回社員総会だ。推薦者はJA5MG稲毛前会長で、この時の専務理事はJE1KAB日野岳氏(事務局長兼務)であった。日野岳前専務理事は平成23年の総会で、平成26年に収支バランスを均衡させると大見得を切った。しかし赤字問題が解決の見込みが立たず、専務理事としての責任が追求される恐れもあり、それゆえ一旦後ろに下がった方が得策と考えたと見られてもやむを得ないだろう。26年度は赤字が大幅に改善されたとのことだが、来年の決算がどうなるか、報酬1000万円に見合う働きを期待している。
# by new_jarl | 2015-07-18 16:31